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マグロ解体新書

COLUMN
知る
公開日:2024.09.19
更新日:2024.09.19

マグロに「小トロ」部位は存在する?その謎に迫る

マグロといえば「大トロ」や「中トロ」が有名ですが、「小トロ」という言葉は聞いたことがないでしょう。実際、小トロという部位は存在しませんが、その理由を探ると、魚食文化や歴史的背景に辿り着きます。

 

マグロに「小トロ」部位は存在する?その謎に迫る

・なぜマグロに大トロ、中トロはあるのに小トロ部位は存在しないのか

・マグロ解体ショーでマグロの魅力を体感!

・【結論】小トロは存在しないが、食文化の進化とネーミングの工夫が深く関わっているかも!?

なぜマグロに大トロ、中トロはあるのに小トロ部位は存在しないのか

まず、マグロの「トロ」というのは脂の乗った部分を指します。脂が多く含まれる部位は特に柔らかく、口の中でとろけるような食感を楽しめることから「トロ」という名前が付けられました。マグロのトロは大きく分けて、「大トロ」と「中トロ」に分けられます。大トロは最も脂が豊富で、次に中トロが続きます。これらはお腹や背中の一部に位置し、マグロの中でも特に美味とされる部位です。

では、なぜ「小トロ」という名前がないのでしょうか?

その理由は、諸説ありますが、まず「小トロ」という名称があまり魅力的でない点にあるのではないかといわれています。仮に「小トロ」という名前を付けてしまうと、まるで大トロや中トロの「劣化版」のような印象を与えてしまう可能性があります。マグロの赤身は脂が少ないですが、それ自体も非常に美味しい部位であり、わざわざ「小トロ」と呼ぶ必要はありません。むしろ、赤身は赤身として、その旨さが評価されています。

また、歴史的背景も重要です。冷蔵・冷凍技術が発展する前の時代、脂の多いトロ部分は非常に傷みやすく、食べられないことが多かったため、赤身がメインで消費されていました。その後、保存技術の進化に伴い、脂が乗った部分も美味しく食べられるようになり、トロが広まりました。この時に特に脂の多い部分が「大トロ」、その次が「中トロ」として定着しましたが、元々存在していた赤身を「小トロ」と改名することはありませんでした。

マグロ解体ショーでマグロの魅力を体感!

マグロの部位に関する知識を深めたい方や、実際にその違いを目の当たりにしたい方には、マグロ解体ショーがおすすめです。マグロ解体ショーでは、プロの手でマグロが解体されていく過程を間近で見ることができ、普段は目にすることの少ない部位や、その特徴についても学べます。解体されたばかりの新鮮な部位を、その場で味わえることも多く、トロや赤身の違いを実感する貴重な体験です。特にイベントやお祝いの席で行われることが増えており、大人も子供も楽しめる魅力的なサービスとして人気を集めています。

【結論】小トロは存在しないが、食文化の進化とネーミングの工夫が深く関わっているかも!?

まとめると、「小トロ」という名称が存在しない理由は、食文化の進化とネーミングの妙によるものです(諸説あり)。 赤身は赤身のままで美味しさが評価され続け、脂の乗った部分には「大トロ」や「中トロ」といった特別な名前が付けられたのです。もし「小トロ」という名前があったら、少し価値が低く見えてしまうかもしれませんね。

このように、マグロの部位の名前一つ取っても、食文化の背景や歴史が大きく関わっています。次回、マグロを食べるときには、この「トロ」の名前の由来を思い出して、さらに深い味わいを楽しんでみてください。そして、マグロ解体ショーに参加して、マグロの奥深さをぜひ体感してみてください!

この記事を書いた人

マグロ解体新書編集部

普段何気なくマグロを口にしている方々に、もっと楽しくもっと深くマグロに関わってもらいたいと考えています。一人でも多くの方に「マグロ解体ショー」を体験して欲しいという想いで活動中です!

マグロ解体ショーについての詳細はこちら

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